クレンジングの成分で推奨濃度を上げてもらうのはどれにする?
化粧品開発をしているマキです☆
こんにちは☆またとっても寒くなってきましたね。さて、前回「次回はどの潤い成分の推奨濃度を上げてもらうか、その検討方法についても記載しますね」とお伝えしましたが、そのことについて記載していきます✨
どの潤い成分の推奨濃度を上げてもらうか検討
どの成分の推奨濃度を上げてもらうかですが、クレンジングの中に既に入れてもらっているダマスクバラ(ローズ)の成分を希望しました。今回のクレンジングコンセプトに沿ったもので、乾燥を防ぎ、ハリや弾力を高める期待や薔薇からイメージされる高級感に合致するからです。
いろいろな化粧品のラインナップを見ても分かるように、価格が高い化粧品は一般的に内容もさることながら、化粧品パッケージも高級感があります。今回のクレンジングは、日々自分の仕事に対して一生懸命頑張っている女性に向けて喜んで頂けるものにしたいので、中身はもちろん視覚やイメージも大事にしたいと考えております。
OEM会社担当さんからはマリーゴールドも提案されました。マリーゴールドはヨーロッパでは搾り汁や軟膏を火傷からニキビ、養毛まで幅広い肌トラブルの治療薬として利用してきた花だからです。
また、「洗浄、収れん、肌を柔らかくする作用があるとされ、このエキスは千葉県南房総市で「エディブルフラワー」として無農薬で生産されたものを使用しており、コラーゲン産生やメラニン抑制の効果もあるので洗浄系には良いかと思います。」とのことでした。
こちらもいいかなーとは思いましたが、やはりローズのイメージがしっくりくるのでローズでお願いしました。
ただ、結局今のところ、今よりも高濃度配合にして頂くのを辞めました(*_*)担当さんにも何度も確認したのですが、今より高濃度にしても肌に与える潤いは、変わらないとのことだからです。
今より高濃度=より潤うではないこと、潤いを※推奨濃度まで上げることは今進めている剤型(クレンジングジェルの固さや構造)を壊してしまうので出来ないとのことでした。今進めている剤型はもう決めたのでこれを壊すのはもうしない、少し高濃度にしても変わらないのであればする意味がありません。。そこで、高濃度配合を辞めることにしたのです。
では、潤いはどうするか?こちらはマンナン(こんにゃくスクラブ)を減らすことによって、改善を図るのみにしていこうと思います。
今はマンナンを減らした状態の試作品を待っている状態です☺